
こんにちは。
習慣リノベーション心理カウンセラーの佐古です。
今日からGWが始まりましたね。
緊急事態宣言で外出自粛要請中なので今年のGWは「Stay Home」
おうちの中での生活を楽しもうが合言葉にもなっています。
ただ、普段と違いせっかくの大型連休にやりたい事ができない生活では、
GW終盤にはいろいろとストレスを溜め込んでしまう人も多くなると思っています。
コロナ疲れという言葉も多く使われるほどストレスも日々溜まっていく日常、
終息の見えない現状や国の補償も定まらない現状への精神的負担はかなり大きいはずです。
だからこそ、今はとにかく外出せずに人との接触を避ける事が重要なので、
自宅で楽しく過ごし心だけでも整えようという考えは素晴らしく、私も大賛成(^0^)/
でも、自宅で楽しく過ごしていればコロナ疲れ・ストレスの解消となり、
リフレッシュとなるGWを過ごせるのかと言うと、
そうではないというのが心の専門家としての意見でもあります。
多くの方は気づいていない(気にしていない)ようにも思いますが、
通常のストレスと今の状況のストレスは違うという事実をちゃんと理解する事が大切です。
既に違和感を感じている人も出てきているかもしれなせんが、
読書や音楽、映画に散歩、通常のストレス解消法をしているはずなのに、
いつものような解消感がなかなか感じられないという事もこのままだと起きやすい。
自宅の生活や近所の散歩を楽しもうと行動することは素晴らしいですが、
コロナ疲れ・ストレスの正体に気づかずに、いつものストレス解消だけをしていると、
なかなか心のモヤモヤが晴れずに心にもストレスが停滞してしまう危険があります。
今日は専門的視点から見たコロナ疲れ・ストレスの正体を説明しながら、
正しいコロナ疲れ・ストレスの解消法を一緒に確認したいと思いますので、
参考にして頂きGWをしっかりリフレッシュして過ごして頂ければ幸いです。
コロナ疲れ、ストレスの正体
新型コロナウイルスのように「自分の意思とは関係なく行動が制限されている」
「得体のしれない相手(出来事)に対して自分の活動が制限されている・振り回されている」
という状況は私達にとって、過大なストレスとなります。
このストレスは普段私達が感じているストレスとは『別物』とも言えるんです。
外出自粛生活によるストレスを溜めないよう、自宅でリフレッシュしたり、
散歩など適度な運動もしながら心身の健康状態を保つ事は大切です。
ただ、これは正しい過ごし方である反面、誤解も生まれやすいと私は思っています。
自宅生活自体は、実は私達に大きなストレスを与えてない場合が多い事を忘れていませんか?
だって、休日に自宅でゆっくり過ごして外に出ないという生活をしている人も
それなりに多く存在しているのが私達の日常生活の現実でもあるんです。
コロナ疲れ、ストレスの正体は自分が自分以外のものにコントロールされ、
生活が制限されている・振り回されていると感じる事から生まれています!
だからこそ、コロナ疲れ、ストレスの対処法で基本概念となるのは、
今の自粛生活においても、
「自分は自由だ!」
「自分がコントロールしている」
という実感をどれだけ高く感じながら過ごせるかになります。
日本のコロナ対策は後手後手で不満を抱く国民も多くいると思います。
私もその一人である事に間違いありません。
補償無き自粛要請の現状なので、ある意味この批判は正当性のあるものですが、
自分でも気づかないうちに自粛生活の不自由さを全て国のせいだと思い込む危険もあるんです。
生きていくために補償を要求し続けていく事は必要ですが、
この不自由さを全て国のせいにしてしまえば、
「自分の意思とは関係なく行動が制限されている」という思い込みが高まってしまい、
残されている自由も見失って自ら過大なストレスを受ける事になってしまうんです。
なので、国に対して安心できる生活を求める国民の主張は必要ですが、
自分に残されている自由に注目して過ごす事は決して忘れないでください。
コロナ疲れ、ストレスの解消方法
新型コロナウイルスでは、自分の意思とは関係なく、自宅にいる時間が増えたり、
外出やそのほかの行動が制限されてしまっています。
このような得体のしれない出来事に自分の行動が制限されることに対して、
人間はストレスを過大に感じやすいのがコロナ疲れ・ストレスの正体でしたね。
なので、コロナ疲れ・ストレスの解消方法はいつものストレス解消法を行うだけでなく、
自分の生活の管理者は自分だという意識の工夫がとても重要なポイントになってきます。
読書、音楽、映画、お笑い、ストレッチ、ジョギング、お風呂、寝る、
などなど皆さんそれぞれがストレス解消法を持っていると思います。
旅行やカラオケ、飲み会などストレス解消法ランキングでも上位に入るストレス解消法は
今出来なくなっている現実はありますが、あなたには今も出来るストレス解消法も残っているはずです。
なので、このストレス解消法を自宅で楽しもうと取り組んでいる人が多いですよね。
星野源さんの「うちで踊ろう」が話題となっていますが、
うちで出来る楽しみを見つけて過ごすというのは、とても重要なストレス解消法ではあります。
ただ、今回のコロナ疲れ・ストレスの解消方法は、
うちで楽しく過ごせれば大丈夫と言う訳でもありません!
コロナ疲れ・ストレスの正体は自由を奪われているという実感ですので、
コロナ疲れ・ストレスの解消法ではいかに自由を感じて過ごせるかが
最大のポイントになってきます!
一般生活においても多くの人が陥りがちな問題点なのですが、
何をするかばかりに囚われてしまい、どういう気持ちで行うかを見失う傾向があります。
私達人間の心は何をするかより、どういう気持ちでやるか?に大きな影響を受けているんです。
例えば、外出できないから自宅で読書をしている人も多いのではないでしょうか?
本が好きな人にとっては良いストレス解消法でもあるので、この行動自体は◎。
でも、本当は友達と映画観に行きたかったけど、
いけないから本でも読んで気晴らしするかという気持ちで読むのなら、
本を読んでもストレス解消は殆どできない…。
だって仕方なく選んで読んでいる心の姿勢は自由を奪われているという
コロナ疲れ・ストレスにどっぷりつかったままだからです!
星野源さんの「うちで踊ろう」もコロナに作らされた曲ではないはず。
この状況下でも自分の好きな事できる事を楽しもうという気持ちで今と向き合った
星野源さんによって自由に生み出された曲。つまり、作りたくて作った曲だと思います。
何をするにしても、不自由を感じながら仕方なくやってはストレス解消になりません。
何をするにしても、今も自分には自由があると思いながら、自分が自由に決めて取り組む
事こそ、コロナ疲れ・ストレスを解消させるキーポイントである事に気づいてストレス解消していきましょう。
自由を感じる過ごし方
コロナ疲れ・ストレスの解消には自由を感じて過ごす事が必要不可欠です!
でも、普段の生活から自由をうまく感じられない人の割合の多い日本では
「自由って言われてもどうすれば…」と悩んでしまう人も多いかもしれません。
なので、自由を感じる為の過ごし方の工夫も3点紹介したいと思います。
1. スケジュールを組んで自分が管理者である意識を高めてみる
不自由さを感じやすい人の特徴に何も決めずにダラダラを過ごしてしまい
結果論から不自由実感を強めてしまう傾向があります。
なので、今日の過ごし方を自分の自由にスケジュールを組んでみる事が
管理者意識を高めて自由の実感も高めてくれます。
ポイントは、このスケジュールが仕事のスケジュール作成とは別物という事です。
守らなくてはいけないスケジュールではなく、
自分が自由に決めて変更も自由自在にできるスケジュールを組むことが重要です。
私達にはその時々の気分がある生き物なので、気分に合わせて自由に変更しちゃって大丈夫。
大切なのは自分が常に自分の行動を自由に決められているという実感を高める事なんです!
2. SNSなどネット環境を活用して誰かと繋がる時間も作る
コロナ対策の主軸となっているのが極力外出しないという外出自粛です。
外出できない時に人間が最も不自由を感じやすいのが交流とも言われています。
そして、孤独感の高まりはストレスになるのも人間の自然な心理反応です。
外出はできませんが現代にはネットを通して誰かと繋がる環境が整備されています。
特に仲の良い人とはLINEやFacebook、Instagramで繋がっている人も多いのが
現代人の特徴であり、こういう時の強みにもなるかと私は思います。
一人で自宅で思い思いの楽しい時間を過ごすのも良いし、
友人や家族、恋人とSNSを活用して会話を弾ませ楽しい時間を過ごすのも大切な時間です。
外出できない不自由さの1つである交流の制限を、
近代ツールの活用により自由を感じて頂く事も今の私達にできる工夫かと思います。
星野源さんの「うちで踊ろう」はまさにネットを活用しながら
自宅でも繋がれる自由を再確認できる素晴らしい取り組みですよね♪
大切なのは現代ツールの活用で今でも交流は自由に作れると実感して過ごす事です!
3. 3密を避けながら必要な外出も積極的に楽しむ
外出自粛要請により「外に出る=悪行」のような思い込みを持つ人も、
真面目過ぎる日本人には徐々に出てきてしまっているように思います。
専門家も丁寧に説明してくれていますが、外出してはいけないとは言ってません。
3密を避けての日用品の買い物や散歩やジョギングなどの外出は
日本はもちろん世界でも認められている制限されていない外出です。
これはメンタルケアも含めた健康管理上の健康的な生活に必要な外出でもあるので、
この外出までも自粛するのではなく、より効果的に使う工夫をして過ごす事が大切になります。
例えば、食料品の買い物もただ買い出しに出るのではなく、
自分の好物で1週の献立を立てた上で買い出しに出ると
自由が達成できるワクワク感も感じながらの買い出しになったりします。
※栄養バランスを無視した偏食には注意です!
また、人との接触を避けながら散歩などのリフレッシュ外出も
目的をもって1時間以内を午前・午後などで行ってみるのも良いと思います。
散歩やジョギング、サイクリングが適度な運動も兼ねてお勧めされていますが、
私的には自然に囲まれる場所で数分瞑想をしてみるのもお勧めしたいです。
もちろん住環境にもよりますが、
都会であっても人一人が木々に囲まれるような場所なら意外とあるものです。
子供時代の秘密基地探しのように探す事も楽しみながら見つけて、
見つけたら自然に囲まれた秘密基地で風の音、鳥や虫の鳴き声などに耳を澄ませ
平穏な世界を感じてみるのも今こそ必要ではないでしょうか?
大切なのは出来る外出の中にしっかりと自由を見出して過ごす事です!
今回紹介した3点の工夫はあくまで一例です。
他にもたくさんありますし、あなたに合った自由を実感しやすい工夫もあるはずですので、
宝探し感覚で取り組んでみるのも良いと思います。
最後に
コロナ疲れ・ストレスで苦しまない為に注意してほしいのが、情報の渦にのみ込まれない事です。
今回のコロナウイルスは新型の未知のウイルスであり、正確な答えを持つ専門家がまだ誰もいません!
つまり、誰もが答えを知らない難問を医療の専門家たちが
必死に解き明かそうと毎日頑張ってくれている状況でもあります。
私の住む神奈川県では医師会からこのような医療現場の実態を訴えるメッセージが出されました。
私も、あなたも、ウイルスや感染症の専門家ではないはずです。
そんな素人が不安だからと様々な情報を得てしまえば、
正しい受け止め方も出来ずに現実の問題以上の心の負担を受ける結果にもなってしまいます。
人間は無知な状態で解らない事と向き合い続け、処理しきれない情報を入れてしまえば
心理崩壊を起こしてしまうというリスクを決して忘れてはいけません!
だからこそ、1日2~3回は信頼性の高い情報源から必要な情報を得るのも必要ですが、
ずっとテレビをつけながらニュースを気にしたり、散歩や買い物のリフレッシュ外出でも
ラジオなどで情報を求めてしまう事はコロナ鬱への向かう危険性が高い事にも気づきましょう。
今の爆発的な感染拡大は皆さんの行動自粛によって抑えられると専門家が教えてくれましたが、
コロナ問題の終息はまだ時間がかかる見通しは持っておく必要もメンタル管理の観点からはあります。
来年まで、今の8割程ではないにしても5割程度の行動自粛生活が続くと想定したうえで、
自分がその暮らしでも自由を感じて過ごすには何ができるのか?
どう1年間という長い生活と向き合っていく必要があるんだろう?
このような考えをもってコツコツと準備を進めていく事も大切だと思います。
今は我慢しましょう、もう少し我慢して下さいという言葉を最近よく耳にします。
私はこの我慢という考え方がとても苦手で嫌いです。
だって私達がすべてを失い奴隷生活になったのなら仕方のない考えですが、
まだまだ私達にはたくさんの自由が残されているはずです。
その生活の中で我慢という考えで向き合えばできないものばかりに思考の焦点はあたり、
今ある自由やできる事を見失い必要以上のストレスを感じる事になってしまう。
でも、今出来る事を楽しむという考えなら、今の生活のようにできなくなった事がある生活でも、
ちゃんとできる事に思考の焦点はあたって、今を楽しみながら乗り越える事ができる。
「我慢しましょう」とできない事に注目をして耐えながら乗り越える日々と、
「今を楽しもう」というできる事に注目して楽しみながら乗り越える日々、
同じ現実を生きるのに、あなたはどっちの思考の選択をして生きるのでしょう?
どっちが正しいとかはないと思います。自分がどんな気持ちで生きたいかだけ!
私は今の状況であっても、もっと苦しい状況になったとしても、
「我慢」という思考の選択ではなく、残された自由を楽しむ「今を楽しむ」という思考を選択し、
自分の気分を自分が手放すことなく、自分らしく生きていたいと思います。
世界中が苦しい状況、先が見えない不安とも向き合わなければいけない現実。
どんな状況でも、自分の考え方(心の姿勢)次第で自分の気持ちはコントロール出来る!
その術が心理学であり、思考の選択でもある事をあなたにも知って頂き、
どんな状況でも、あなたらしい思考の選択で、あなたらしく生きて頂ければ幸いです。
感染予防、メンタルケア、健康管理、できる事に注目しながら一緒に乗り越えていきましょう。