
こんにちは。
習慣リノベーション心理カウンセラーの佐古です。
ストレスチェック制度の義務化から
まもなく2年が経ちますが如何でしょうか?
2016年には精神疾患を発症し
労災認定を受けた人の数は498人で、
過去最多を更新したとの発表もありました。
ニュースでも多く取り上げられた電通の新人社員が
過労自殺に追い込まれたのも2016年でしたね。
心の病に陥るビジネスマンが多いという事は
会社の力が低下して損をしているという事実に
経営者や上層部の方は気づけているでしょうか?
今日は会社目線でのストレスと向き合い
会社が取り組むべきストレスマネジメントについて
心理学的な見解を伝えたいと思います。
ストレスマネジメントの失敗例
ストレスチェック制度の義務化が始まり、
働きやすい職場改革に社会でも期待が集まり
会社には大きなプレッシャーになっている場合もあります。
働きやすい職場として従業員の声に
- コミュニケーションがとりやすい
- パワハラ、セクハラを許さない
- お互いを支え合える雰囲気
- ポジティブで積極的なチャレンジ姿勢
- 効率的な仕事と必要最低限の残業
- 努力や実力の評価
- 部下を育てようとする空気
などなど職場に求める環境があります。
この要望に応じようと上司の態度を改める
というストレスマネジメントをする会社も多いです。
ひらたく言うと「部下に優しくする」(ストレスを与えない)
というストレスマネジメントですね。
聞こえは良いですが仕事としては
とてもバランスが難しい事でもあります。
なので、上司の力が失われて
部下のストレスは多少減ったが
重要な業績が下がってしまったという会社もあります。
そして、部下のストレスは減らせたが
上司のストレスは高まったという
新たなストレス問題を抱える事も多いです。
今の日本は弱き者を守る傾向が強いので、
会社のストレスマネジメントも
部下のストレスを減らす思考に偏るケースが目立ちます。
もちろん、これで上手く会社内のストレスが減少し
パフォーマンスが高まって業績も上がるのなら
素晴らしいストレスマネジメントだと思います。
ただ、この取り組み方だと心理学的にも
失敗しやすいストレスマネジメントだと言えます。
ストレスマネジメントの基本概念
会社内で弱き者である部下に焦点を当てた
ストレスマネジメントは失敗しやすい。
対象を守るために対象外の何かに
負荷を転移させる発想になってしまうからです。
そもそもストレスマネジメントの基本は何か?
あなたはちゃんと理解できているでしょうか?
経営者や職場環境を改善する担当者が
ストレスマネジメントの基本を見誤って
頑張ってしまうと会社への負担も大きくなります。
マネジメントとはどういうことなのか?
様々な資源や資産・リスクなどを管理し、
仕事上の効果を最適化しようとする手法です。
会社が行うストレスマネジメントの基本概念には
ストレスのリスクを減らすだけではなく、
仕事上の効果を最適化する必要もある
ことを忘れてはいけません。
「部下に優しくする」(ストレスを与えない)
というストレスマネジメントが
仕事上の効果を最適化出来るのでしょうか?
上司は部下に優しくしてもパフォーマンスを下げずに
部下はストレスが軽減したことで
パフォーマンスを高めて仕事の生産性が高まる。
こんな結果を出せる職場なら
立派なストレスマネジメントですが、
この実現はかなり難しいのが現実でもあります。
あなたの会社ではどんなストレスマネジメントをすれば、
ストレスのリスクを減らすだけではなく、
仕事上の効果を最適化して業績も高められるでしょうか?
会社が取り組むべきストレスマネジメント
ストレスのリスクを減らすだけではなく、
仕事上の効果を最適化して業績も高められる
ストレスマネジメントとはいったい…?
迷宮に迷い込んでしまう人もいますので、
一つヒントをお伝えして終わりたいと思います。
会社が取り組むべきストレスマネジメント。
ストレスのリスクを減らすだけではなく、
仕事上の効果を最適化して業績も高められる
ストレスマネジメントとは…
ズバリ、ストレスマネジメントの社員研修です!
会社が取り組むべきストレスマネジメントとは
会社が従業員の為にストレスを減らしてあげるのでなく、
会社も一緒にストレスについて学び、
各個人がストレスマネジメント出来るよう
学ぶ機会を作ってあげる事です。
ストレスというのは結局のところ
一人一人のストレスに対する知識と捉え方で
同じ環境でも全く違う反応になるのが人間なんです。
だからこそ、会社が一丸となってストレスを学び、
各々がストレスマネジメントを出来るようになれば、
環境は自然と良くなっていきますし、
従業員のパフォーマンスも底上げされるので
業績が高まる結果にもつながっていきますよね。
そもそも、ストレスは現代社会で大問題になっていますが、
ストレスに対して無知な人が多すぎるのも大問題です。
各個人が悪い訳ではなく、
そもそも日本にはストレスを学ぶ場がありません。
義務教育でも高校、専門学校、大学でも
殆どの人はストレスを学んでいない!
なのにストレスという言葉だけは社会に広まり
殆どの人が自然と使って生きているんです。
あなたはストレスについて説明できますか?
説明できないものをマネジメントする事が
人間には出来るのでしょうか?
どの分野でもマネージャーと言われる
マネジメントに関わる人は知識を得ています。
マネジメント出来るスキルを学習して身に着けています。
ストレスマネジメントをするのなら、
もちろん知識もスキルとして身に着ける学習も
必要不可欠なのは私たちが人生で学んだ必然なはずです。
知識もなく管理する為のスキルも学習せず
自分の身になるものはないはずですからね。
だからこそ、ストレスマネジメントの
社員研修も必要不可欠という訳です。
もちろん日々の仕事がありますので、
全社員が一緒に研修を受ける必要はありません。
小規模の研修を繰り返しながら、
会社内でも共有し合う環境を作れれば
ストレスマネジメントが会社にも浸透し、
業績UPに繋げる事も出来るはずです。
ストレスマネジメントの社員研修に興味のある方は
詳しく説明致しますんで、お問い合わせください。
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より多くの人に心理学を学んで頂き、
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御座いますので、申し込みはお早めにお願いします。
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最後までご覧いただきありがとうございました。