
こんにちは。
習慣リノベーション心理カウンセラーの佐古です。
11月になり街中ではイルミネーションが
輝きだし賑わいを見せていますね。
街中を歩いているだけで気分も高まる良い季節です♪
ただ、あなたの気分を決められるのはあなただけ、
という心理的事実を忘れずに
より気分良い今日を過ごしましょう。
「人間は自由の刑に処せられている」
哲学者、ジャン・ポール・サルトルの言葉です。
自由がないと嘆く人も多いですが、
人間は誰もが自由の刑に処されています。
今日は自由をテーマに自由の理解を深めながら、
自由で自分らしい生き方を一緒に確認したいと思います。
自由の刑とはどんな刑?
「人間は自由の刑に処せられている」
人はどこまでも自由であり、
自分のあり方を自分の意思で決められる
自由な存在だとサルトルは主張しました。
ただ、この自由とは同時に全責任が
自分に返ってくる事を覚悟しなければなりません。
つまり、自由とは責任と覚悟の上に成り立つ
重い刑のようなものだというのがサルトルの主張です。
開放的な自由には目に見える束縛はありません。
でも、責任が自分に返ってくるからこその
目には見えない恐怖という束縛は心に生まれやすいです。
だから、多くの人は自由でいながらも、
責任に恐怖を感じながら束縛を容認し、
自由がないと嘆いてしまうのかもしれません。
自由に生きて責任を負わされる刑もあれば、
自由を放棄し自由のなさに嘆く刑もある。
自由の刑をこう捉えると夢も希望もないですが、
自由には夢や希望を抱ける可能性も広がっています。
自由を知る事や無責任な人にならないよう
自由の刑を知る事は大切だと思いますが、
自由に存在する希望にも気づいて欲しいと思います。
自由の含まれている責任とは…
自由には責任を負う覚悟が必要だと知りました。
では、私達の自由にある責任て何でしょう?
人間には大きく分けて2つの自由と責任があります。
1つは行動の自由と責任です。
問題行動、問題ない行動。
あなたにはどっちの行動も出来る自由があります。
でも、行動には責任が伴うのを殆どの人は理解してるので、
殆どの人は問題ない行動を選んで過ごしますよね。
もう1つは心の状態の自由と責任です。
ご機嫌でいるか、不機嫌でいるか。
あなたにはどっちの心の状態でいるか
自分で決めて過ごす自由があります。
でも、この心の状態の自由と責任には
気づけていない人が多いと思います。
あなたが不機嫌でいるのも自由ですが、
その責任はあなたに返ってくる事を忘れてはいけません。
人間の心の状態は自由だからこそ
自分の機嫌は自分でとる責任も
私達にはあると理解しておきましょう。
自由の刑を照らす希望①
今伝えたように行動の責任と心の状態の責任、
2つの責任が私達の自由には組み込まれています。
自由には責任という刑が処されますが、
自由だからこそ、自分に負える責任ある行動と
心の状態で生きていけばいいはずです。
行動の責任については意外と多くの人が
バランスをとりながら
ある程度の自由を感じ過ごせていると思います。
自分の収入の範囲で楽しめる自由な生活を選択し、
毎日を生きている人が多いのが現実だからです。
年収300万円の人が年収1000万円の人の生活を
してみようと行動するのは自由ですが、
周りに受け入れられない、破産するといった
責任を負う覚悟が必要だというだけの話しです。
だから、実践する人は殆どおらず、
まずは年収を上げる努力に勤しむという
自分に責任を負える自由な行動の選択をして生きる人が多いです。
行動の責任については最近話題の自己責任についても
少し確認しておきたいと思います。
自己責任というのは自然と負わされる責任です。
怒られたり、罰金を科されたり、誹謗中傷されたり…。
自己責任だから誰も助けてはいけない、
助けを求めてはいけない訳では決してありません。
助けを求めるかどうか決めるのは、
助けを求める人の自由です。
助けるかどうかを決めるのは、
助ける人の自由です。
ここにも自由と責任が処されている訳ですが、
助けを求める自由、助ける自由というものも、
常に全人類にあるのが事実です。
これに対して「勝手した奴が悪い!誰も助けるな」
と叫ぶのは自由ですが、その人以外が助ける事を
邪魔する権限などない事を知っておきましょう。
また、自分の発言の自由に責任を負う覚悟があるのかも
自問自答してみるのも良いかもしれません。
ハラスメント問題が広まる現代ですしね…。
自由の刑を照らす希望②
自由の刑に含まれる行動の責任は
意外とうまくバランスとって生きる術を
身に着けているので必要に応じて磨いていけばいいと思います。
では、心の状態の自由と責任についてはどうでしょう?
あなたの機嫌は誰が決めているのでしょう?
あなたを取り巻く環境?状況?出来事?他人の言動?
人間の心は自分以外の影響も受けやすい心理事実があります。
ただ、影響を受ける事はあっても
自分で決める自由と責任があるのも心理的な事実です。
例えば、友人に否定的な事を言われ
数時間や数日、不機嫌で過ごす人は多いです。
友人が否定的な事を言ったという理由で
不機嫌でいる自由はありますが、
不機嫌で数時間や数日過ごす覚悟はあるでしょうか?
友人に否定的な事を言われたら数時間や数日、
不機嫌な心の状態が続くという心の法則はありません。
実際に友人に否定的な事を言われても、
サラッと流して別の話題でご機嫌な時間を過ごす人、
自分から状況を変えてご機嫌に過ごす人がいますよね。
こういう人は自分はご機嫌でいたいと願い、
自分の心の状態をご機嫌にすると自由に決め、
ご機嫌になる考えや行動を責任もって実行しています。
人間には誰でも心の状態を決められる
自由が与えられています。
でも、自由に気づかず放棄していれば、
環境、出来事、他人などの影響に流された
心の状態の責任だけを負わなければいけなくなります。
自由には自己責任という刑が処されますが、
自由だからこそ自分がコントロールできるんです。
自分の自由に気づいて責任を理解し
うまくコントロールして過ごせれば、
自由は刑罰でも何でもないはずです。
『自分の機嫌は自分でとる』
という自由を活かす考えのもと、
自分が望む心の状態へと導いてあげればいい。
そして、不機嫌で過ごす事は
人間のパフォーマンスを下げ、
ご機嫌で過ごす事でパフォーマンスが上がる事実も
心理学で解明されています。
不機嫌は自分に苦しい心の状態なので、
不機嫌でいたい人はいないと思います。
つまり、ご機嫌でいたいと自由に考え、
ご機嫌になろうと責任もって過ごせば、
ご機嫌になれるだけでなく、
パフォーマンスも高まって
より良い結果も引き寄せやすくなれるんです。
自由の刑は暗闇だけではありませんね。
まとめ
今回はサルトルの言葉を使わせて頂き、
自由の刑という表現をしました。
ただ、重要なのは自由は過去にも今にも未来にも
ただ存在しているという事実に気づくことです。
そして、自由には責任が伴っています。
この責任は大きく分けて2つの責任。
・行動の責任
・心の状態の責任
責任と言われると重たく嫌な気がするかもしれませんが、
・行動の自由
・心の状態の自由
2つのコントロール可能な自由を
あなたは持って生きる事が出来るということでもあります。
あと、私達には自由を放棄するという自由がありますが、
自由を放棄した責任からは逃れることが出来ません!
だからこそ、私は自由に気づかなかったり、
責任から逃げようと自由を放棄する考えの人が、
一番不自由で苦しい責任を負わされると思っています。
なので、あなたには自由が常にある事を
自分自身で気づき認めて下さい。
あとは、あなたが望む生き方に向かうよう
自由な行動と心の状態を決めて生きていきましょう。
※責任を負えない決定はしないでください!
自分の自由を望む方向へ導き、
自分らしい充実した人生を生きたい人は
ハートフルタイムのお試しセッションを受けてみてください。
カウンセリングの申し込みはこちら
あなたには自由があります。
自由は望む望まないに限らず与えられている権利です。
そして、自由には責任が伴い自由を放棄しても
責任からは逃れられないのが事実です。
だからこそ、今ある自由に気づき向き合い、
自由をうまく活用できるスキルを磨くことが
一番あなたらしい人生を過ごせる方法です。
あなたのこれからの人生には
無限の可能性が広がっています。
これからの人生どう生きるか決められるのは
これからの自分の生き方を決められるあなただけです!
一緒に自由をうまく活用するスキルを磨き、
自分らしく充実した人生を生きていきましょう。
PS1.ハートフルお茶会情報!
より多くの人に心理学を学んで頂き、
心満たされる(ハートフルな)人生を目指せるよう
気軽に参加できる少人数でのお茶会を開催しています。
11月はお茶会を1回開催します。
2018年11月18日(日)14時~16時(2時間)
『一瞬で自信を生み出すお茶会』
定員:5名
会費:3000円
場所:ハートフルタイム カウンセリングルーム
講師:習慣リノベーション心理カウンセラー 佐古 康弘
※会費の支払いは当日現金払いのみとなりますので、ご了承ください。
申し込みはこちらから
※5名限定のお茶会ですので、申し込みの
タイミングによっては定員オーバーになる事も
御座いますので、申し込みはお早めにお願いします。
一対一のカウンセリングはちょっと敷居が高いけど、
心理学の勉強をしながら
気軽に質問や相談をしてみたいという人は
是非、この機会を活用し、
心の変化で自分を変えられるという
あなたの人生をより良く前進させる方法を
体験して頂ければと思います。
申し込みはこちらから
こんなテーマでお茶会を開いて欲しい
というリクエストも随時受け付けています。
このブログのコメントや問い合わせから
リクエストしてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。