
お久しぶりです。
習慣リノベーション心理カウンセラーの佐古です。
新型コロナウイルスの感染が日本でも広がり、多くの人が不安な日々を過ごしています。
新型コロナウイルスは未知のウイルスですので、WHOや政府も明確な判断を示せず、
ウイルス自体の力以上の不安が世の中に蔓延してしまっているように思います。
新型コロナウイルスは中国が生み出した生物兵器では?
との話題もネットでは見かけますが、人間が生み出す最恐の兵器が何なのか?
あなたはご存知でしょうか?
今の新型コロナウイルスでの大混乱は、この人類最恐の兵器によるものだと言えます。
なので、今日は人類最恐の兵器をご紹介しながら、この新型コロナウイルスのパニックを
心理的にどう乗り越えるべきなのか?一緒に考えてみたいと思います。
新型コロナウイルスより恐い!人類最恐の兵器とは?
新型コロナウイルスは未知のウイルスであり、世界中で死者も出している恐いウイルスです。
でも、この時期、私達が毎年感染予防に努めているインフルエンザだって恐いウイルスなんです。
新型コロナウイルスの陰に隠れ、あまり報道されていませんがアメリカでは今年、
1万人以上の死者が出ていて、過去にはワンシーズンで6万人以上の死者を出したデータもあります。
新型コロナウイルスは免疫がなかったり特効薬がない未知の不安はありますが、
インフルエンザも同等の脅威であり、今のパニック状況を引き起こす恐怖はないと思います。
では、なぜ世の中はこんなにも不安と恐怖に襲われパニック状況が続いているのでしょう?
その答えとなるのが、人類最恐の兵器といわれる『疑い』という心理的ウイルスです!
心理学の世界では『疑い』が人類最恐の兵器と言われています。
人類最悪の悲劇と言われる戦争が起こるのも、『疑い』が引き金を引いているからです。
争いの陰にはいつも『疑い』が潜伏していて、誤った判断を引き起こさせています。
今回の新型コロナウイルスは争いではありませんが、ほとんどの人の心の中に『疑い』が蔓延している。
「私は既に新型コロナウイルスにかかっているのでは?」
「咳をしたあの人は、新型コロナウイルスなのでは?」
「マスクをしていないあの人が新型コロナウイルスだったら?」
こんな『疑い』という心理ウイルスが、既にあなたの心にも潜伏していませんか?
人類最恐の兵器がもたらす悲劇とは?
『疑い』が最恐と言われる由縁は無意識に忍び込み、仕方がないという理屈が通りやすく、
向き合って対処する人が少ない為、放置状態で悪さもやりたい放題になってしまう事です。
例えば今の状況で言うとマスク不足の問題がありますよね。
医療や介護、言った飛沫感染のリスクが高い中、今も活動している必要な人にマスクが届かない…。
この問題の根本的背景には
「自分が既に新型コロナウイルスにかかっていたらマスクしていないと周りの人に移してしまう」
「今は症状もなく大丈夫だけど、マスクしないと新型コロナウイルスにかかってしまう」
などの『疑い』から生まれる理屈の正当化で、必要な人に必要な物が届かない悲劇が生まれています。
冷静に考えれば、この行為がどれだけ危険なのかは解るはずです。
本当に必要な人がマスクを使えず感染してしまえば、感染拡大は進行して自分の感染リスクも高まる。
医療関係者の感染は診る人の減少になるので、処置の遅れによる重体化や死者の増加につながる。
症状がないのにマスクをしている人やマスクを買い込んでしまった人を批判しているのではありません。
『疑い』の恐さは冷静さを失わせ、本来の決断を出来なくする事なので、
誤った判断に突き動かされてされてしまうのは『疑い』ウイルスのせいとも言えます。
ただ、だから私は悪くないと『疑い』ウイルスを放置していれば、
『疑い』ウイルスの正当化作用の思うつぼになり、悲劇は何度も繰り返されます。
そして、いつか自分や他人の命に関わる悲劇すらを起こしてしまうから人類最恐の兵器なんです!
デマから生まれたトイレットペーパー、ティッシュペーパーが手に入らない問題も同じですよね。
「デマだと解っていても不安でついつい買っちゃうんです」という気持ちも解ります。
だからと言って、その問題行動によりティッシュ無しでくしゃみに対処しなければいけない人がいる。
この影響で新型コロナウイルス、インフルエンザ、普通の風邪の感染リスクも高まってしまう問題が
現実には起きてしまう事を見過ごしていい理由にはならないし、『疑い』ウイルスの思うつぼですよね。
『疑い』ウイルスの悲劇は小さな悲劇も多いですが、いつ大きな悲劇を生み出すか解らない。
そして、悲劇を生み出した本人も、悲劇を受けた本人ですら『疑い』ウイルスの影響だと気づけずに、
直接の悲劇の原因であるものが悪いのだと思い込んで、『疑い』ウイルスは悪行を続けてしまう…。
『疑い』ウイルスは『疑い』そのもので悲劇を生むのではなく、違う何かに悲劇の原因を押し付け、
対処されることもなくあなたの心に潜伏して、誰にも気づかれずに悪さを働き続けてしまいます。
新型コロナウイルスは顕微鏡で確認出来ますが、『疑い』ウイルスは誰の目にも見えません。
だからこそ、自分の言動、他人の言動から気づく事がとても大切になります。
自分の心に『疑い』ウイルスが潜伏していないか?普段の自分の言動と比較して確認してみましょう。
『疑い』ウイルスを追い出す3つの対処法
『疑い』ウイルスは目に見えませんが対処法がない訳ではありません。
自分に『疑い』ウイルスが潜伏していようが潜伏していまいが、
これから伝える3つの対処法を実践していくことが、
『疑い』ウイルスを寄せ付けない防止策になり、『疑い』ウイルスを追い出す対処法にもなります。
未知のウイルスである新型コロナウイルスにより殆どの人に潜伏している『疑い』ウイルスですので、
この対処法を試しながら、悲劇を生み出さない生活を心掛けて頂ければ幸いです。
ちなみに専門家である私も最近『疑い』ウイルスが潜伏している事に気づきました!
今の状況は誰もが『疑い』に満ちていると思いますので、自分を責める必要はありません。
放置せずに一人でも多くの人が自分の『疑い』ウイルスと向き合い対処することで悲劇は減らせます。
だからこそ、自分の為に、大切な人の為に、全人類の為にできる事をしていきましょう。
対処法1:情報量を整理し厳選する
『疑い』ウイルスは情報が大好物です。
そして情報社会と言われる現代は『疑い』ウイルスにとって快適社会ともいえます。
だからこそ、自分が情報量を整理し、取り込む情報も厳選して過ごす事が大切な対処法になります。
今回のトイレットペーパー、ティッシュペーパー問題も発信はSNSのデマ情報でしたよね。
私はSNSを殆ど利用しないので問題に気づくのも遅かったです。(テレビニュースも殆ど観ません)
デマ情報に触れる事がなければ、そもそも『疑い』ウイルスが入り込むこともない訳です。
デマ情報で『疑い』ウイルスに踊らされてしまう人は情報に乗り遅れたら不便になると言い訳しますが、
不便になりたくないのなら、常日頃から余裕を持つ生活を実行するかどうかの別問題になります。
『疑い』ウイルスは情報から私達の心に入り込んできますので、情報を整理し厳選することが出来れば、
それだけでも『疑い』ウイルスをシャットアウトして厳選させることが出来ると気づきましょう。
ちなみに私がテレビニュースやSNSを殆ど観ないのは、情報に対して無防備な受け身になるからです。
テレビニュースやSNSにも良さはたくさんありますので観ない方がいいと言っているのではなく、
自分が信用できる番組や発信者のみに厳選する工夫はしないと『疑い』ウイルスを無防備に招き入れる
生活をしてしまう結果にもなるので、自分なりの情報整理と厳選を忘れずに行いましょう。
対処法2:今の自分の決断に自信を持って過ごす
次に厳選した情報をもとに現実と向き合いながら自分の決断をする事が大切です。
自分の中で決断できないでいると『疑い』ウイルスは好き放題ですので、
自分自身が明確な決断することを心掛けていきましょう。
そして、決断時に重要になるのが現実と向き合う事が出来ているかという事です。
現代人はネガティブ・ポジティブという言葉をよく使いますが、決断で重要なのはリアルです。
例えば、今の新型コロナウイルスの危険と向き合いどう過ごすべきか決断に迷う人も多いと思います。
この時、まずは自分がどんな状態なのか(リアル)が判断にとって重要になると思います。
高熱や咳、倦怠感が続いているなら受診するなどの決断が必要ですよね。
風邪の症状もなく元気なら、人込みを避けつつ手洗いなど感染予防に努めながら楽しく過ごす決断。
なのに、現状をネガティブに捉え、今は元気だけど外は危険だと家に閉じこもってしまえば、
リアルを無視した不便さでストレスが溜まり、免疫力なども下がってしまう危険があります。
逆にポジティブに「自分は大丈夫」と油断し人混みなどに遊びに行ってしまえば、
感染の危険というリアルを無視して自分や周囲の人にも感染リスクの高い生活になってしまいますよね。
新型コロナウイルスは未知のウイルスですが、現状でも解っている現実(リアル)があります。
・飛沫感染、接触感染で感染するので手洗いや咳エチケットによる予防が必須。
・屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で一定時間以上交わる場所は感染リスクが高く避けて過ごす。
・80%以上の人は感染しても軽症で、重傷者も約半数は回復している。重傷者の多くは高齢者や基礎疾患の方。
・マスクの着用は咳やくしゃみによる飛沫防止が基本。屋内の閉鎖的な空間などでも有効。
・屋外などでは、相当混み合っていない限りマスクの予防効果はあまり認められていない。
・マスクの生産が間に合わず、品切れで必要不可欠な人や場所への提供にも影響が出ている。
・病院は感染リスクもあるので風邪の初期症状は自宅で安静にして過ごし様子を見る。
新型コロナウイルスを治療した医師たちから、今知るべき事などのコメントも出ています。
このような現実に注目しながら自分の過ごし方も決断し、この決断に自信を持って過ごしましょう。
世の中的に正しいかどうかよりも、自分が自分の決断を信じているかどうかが
『疑い』ウイルスを受け入れてしまうのか?跳ね返す事ができるのか?のポイントにもなります。
自分の決断に自信を持つと言うと難しく感じてしまう人も多いですが、
他人に信じてもらうのではなく、自分で信じるだけなので実は簡単でもあります。
想像ではなく現実に注目し、現実から自分が出した決断を信じて過ごしましょう。
対処法3:自分の『好き』に時間を使って過ごす
『疑い』ウイルスが潜伏していると、あれこれ調べる事に時間を使いがちです。
そして、情報が入り過ぎてしまい『疑い』ウイルスは増殖していく悪循環にもハマります。
今日一日、自分がどのように過ごしたか思い出してみましょう。
何にどれくらい時間を使っていたでしょうか?
今の状況ですと一日の多くの時間をテレビやネット、SNSでの情報収集に使う人は多いと思います。
いつもはもっと、娯楽(自分の好きな事)に時間を使い、楽しい時間を過ごしているはずなのに…。
スポーツやイベントの中止も相次いでいるので楽しみ方がいつもより限られているのは確かです。
でも、あなたの家には外出しなくても楽しめるツールがたくさんあるのではないでしょうか?
好きな音楽を聴く、好きな映画やYouTubeを観る、好きな本を読む、好きなゲームをする。
料理好きなら料理を楽しみ、好きな食事を楽しむ事だってできるはずです。
北海道では緊急事態宣言も発令され、外出自粛の要請もありましたが、
あなたから全ての『好き』は奪われていません。自分次第で幸せにも不幸にも過ごせるのが現実です。
※もちろん、普段に比べ不自由を感じてしまいやすい事態になっているのも現実です。
『疑い』ウイルスは自分の状況や状態を悲観すれば増殖しやすくもなります。
どんな状況や状態でも自分の好きに時間を使い、楽しい時間を過ごそうとすれば、
私達の感情はプラスへと傾き、『疑い』ウイルスは追いやられていくものです。
今の日本の状況が不安なのは、危機感を持っている人なら殆どの人が同じ気持ちだと思います。
でも、危機感や不安に押し流され、自分の幸せな時間、楽しい時間を放棄してしまえば、
『疑い』ウイルスにより現実の状況以上の不安に襲われ悪循環へと落ちていってしまう…。
『疑い』ウイルスに負けない為には、心のメンテナンス・コントロールが必要なんです。
自分の『好き』に時間を使うとは、自分の心を健全な状態に安定させる過ごし方です。
だからこそ、どんな時も自分の『好き』に時間を使う過ごし方を見失わず、
『疑い』ウイルスも追い出してしまうような楽しい時間を作りだしていきましょう。
まとめ
新型コロナウイルスは未知のウイルスですし、未だ収束の見通しは立っていません。
それでも早い段階で感染者が見つかった日本の感染拡大はスローペースに進んでいるようにも思います。
※PCR検査数の少なさもありますが重傷者や死亡者の数を見る限りは各々の感染予防効果だと思います。
今の日本では新型コロナウイルスよりも、新型コロナウイルスから生まれた『疑い』ウイルスの蔓延で
多くの人が悩み苦しむ結果となり、悲観や悲劇が増えているのが心理的観点からの警鐘です。
新型コロナ鬱なんて言葉もネットでは目にするようにもなっています。
新型コロナウイルスは個人個人の感染予防で悲劇を減らす事が出来るように、
『疑い』ウイルスで起きている悲劇も、個人個人の過ごし方の見直しで減らす事が出来ます。
『疑い』は争いを生み、最悪戦争などの大きな悲劇を引き起こす人類最恐の兵器です。
自分の心の中に『疑い』ウイルスが潜伏している事に気づき、しっかり向き合いながら対処しましょう。
新型コロナウイルスが早期収束をむかえることと同時に、『疑い』ウイルスの蔓延も早期収束し、
あなたに1日でも早く、いつもの楽しい日常生活が戻る事を願います。